こんにちは。
グルメライターのみゆっきーです。
2020年8月3日〜9月30日の期間に吉祥吉祥寺で行われた「宮古島フェア」のレポートをいたします

吉祥なのになぜ宮古島?

「宮古島からの贈り物」ミニコースをいただきました。

なぜ宮古島なのかというと、宮古島に新しくできたシーウッドホテルの中のダイニングに吉祥さんが和食・洋食で出店することになり、その出店記念として、吉祥吉祥寺でもフェアを行うことになったそうです。

本州では手に入りづらい食材をミシュランシェフである岡崎シェフがアレンジしたコース料理、食べ慣れない食材をどう料理するのか、どのような味わいになるのか楽しみです。



「宮古島からの贈り物」 ミニコースメニュー


前菜Ⅰ
長命草のピストゥスープ ゼリー 泡 ホヤ ホタテ貝のタルタル

前菜Ⅱ
戻り鰹のシークァーサーマリネ 青パパイヤと島らっきょうのピクルス ナスタチウム

肉料理
キビまる豚バラの泡盛煮 島バナナのキャラメリゼ 黒糖 ズッキーニ

食事
幻の米 アーサーのスープ ゴーヤとコリンキーのピクルス

デセール
アールグレイ茶のサーターアンダギー
沖縄パインとクレメダンジェ
モリンガのカヌレ
ちんすこうと苺チョコ
メロンソルベとペパーミント
コーヒー・紅茶・緑茶

今回は「前菜」についてです。

前菜Ⅰ「長命草のピストゥスープ」

長命草とは、沖縄に自生する牡丹の葉に似た葉っぱです。
「1株食べて1日長生き」と言われるスーパーフード。
飾りとしてついていた長命草をかじってみると、パセリを少し苦くしたような味です。

ファーストインパクトは泡!
長命草の泡だそうです。
泡って女性は大好き。シャンパンとかバブルバスとか。
ということで、見た目でまずワクワクします。

さて、泡と共にスプーンにホタテ・ホヤとスープをすくい、いただきます。
口に入れると、意外にも苦さや青臭さは感じず、ホタテの味が広がります。
まるで新鮮なお刺身を食べているよう。
スープが魚介の持つわずかな臭みを消しているのかもしれません。
ピストゥスープは、南フランスのバジルのスープのことで、ニンニク、トマト、玉ねぎ、パルメザンチーズ、松の実などで作るお料理ですが、このお料理ではバジルを長命草に変え、それに合わせてチーズと松の実を外しているそうです。代わりにアーモンドを使用しています。
この個性の強い素材たちが今回は援軍にまわり、魚介を引き立ててる側になっていました。

スープの味が薄いのかと思い、それだけを口に入れてみると、しっかりとトマトとニンニク、長命草の味がします。
飲み込むとトマトとアーモンドの香りがふわっと鼻から抜けます。 こんなにしっかりとした味なのに、合わせるものによって立場を変えることができるというとても不思議なお料理でした。

前菜Ⅱ「戻りガツオのシークァーサーマリネ」

沖縄の食材「シークァーサー」「島らっきょう」「ナスタチウム」を使っています。
実は私、カツオの血なまぐさい感じが少し苦手なのです。
そんな状態でカツオだけパクリ。
「あれ、いつもの生臭さがない」というのが最初の一口。
旬の良質のカツオを仕入れているということも、前提にあるとは思いますが、シークァーサーがカツオが持つ臭みを消してくているのかもしれません。
カツオってこんなに味が深かったんだ、と日本人ならみんな大好きな鰹節を思い出し、カツオを見直した瞬間でした。
次に島らっきょうと青パパイヤを一緒に口に入れます。
パパイヤとカツオの間にシークァーサーのソースが閉じ込められてジューシー!そしてさっぱり!
味わうごとに島らっきょうのピクルスがいい仕事をしているのがわかります。
ここで使っている島らっきょうは、カレーのらっきょうとは別物で、味が深いのです。
梅でいうとカリカリ梅と南高梅のような、一粒の満足度が大きく違うのです。
シェフに伺ったところ、玄米酢やドライシェリー酒を使い洋風の漬物にしているとのこと。
一流の料理人がらっきょうを漬けるとこんな味になるのかと、島らっきょうに感動です。
そして付け合わせのナスタチウムはピリッとした味わいの珍しい葉っぱです。
ビタミンCと鉄分が豊富とのことで、食べて美しくなれる、女性の気分が上がる「ナスタチウム」でした。

次回はメイン料理以降をレポートいたします。